設計屋が仕事を頂くと、そのフィーとして設計料なるものを頂くことになる。
これが、安い金額ではないので、「なんでこんなに高いの?」と感じられる方が少なくない。
で、それを一つ一つ説明しようと言う訳。
ともかく大きく違うのは図面の枚数である。
家を建てる方法はいくつもあれど、設計屋だけが図面の枚数が多い。
一軒の家を建てる為だけに、数十枚(A3用紙に換算して50枚以上)の図面を描く。
なんでそんなに必要なのかというと、
出来合いのプラモデルを作るワケではないので、描かないと解らないのだ。
建築士のクセに描かないと解らないのはおかしい、などと言うなかれ。
レベルの高い設計屋であればあるほど、図面を描き、模型を造り、スケッチを描いて、
構造・使い勝手・風通し・インテリア・外観etcを検討する。
図面の枚数は、その建物の為に注ぎ込んだエネルギーに比例するのだ。
逆に、図面を描かないと「こうしとけば良かった。ああすればもっと・・・」と思うことが必ず出てくる。
この手の後悔を出来るだけしたくないから、必死コイテ図面を描くのだ。
建て主の要望に応える提案には、当然、工事費用が掛かる。(プラモデルにも費用は掛かる)
で、見積もりを正確にする為にも図面は要るし、職人さんに作って貰わなければいけないのだから、
建て主の要望を伝える為にも図面は必須。
既製品だけで作るのであれば、図面など大して必要ない。
だから、大半の家は、役所に提出しなければいけない最低限の図面枚数しかない。
必然的に、見積もりはドンブリ勘定になるってワケだが、それで納得出来るかどうかは、個人の問題。
依頼先を選ぶ時は、何枚ぐらいの図面を書くか聞いてみるのも何かの参考になりますよ。
外断熱!?
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技術屋?
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