メンテナンスフリー(以下メンテフリー)というのが、人気の言葉の一つらしい。
そりゃ手入れ要らずだったら楽だが、建物に限らず、あらゆる商品に置いて存在したことのないこの性能、
いったいどこから出てきたのか謎である。
「メンテフリー」の製品を見てみると、私の知る限り、全て条件付きである。
その条件とは、時間制限であったり、イレギュラーな出来事、つまり地震とか、誤って車をぶつけるとか、
がないことであったり、である。
メンテナンスとは、時間の経過(要は古くなる)と、イレギュラーな出来事に対して行うものであって、
メンテフリーと言う言葉は、それをクリアして初めて使えるもの。
時間制限付きのものをメンテフリーと呼ぶのは、詐欺ではないかしらんと思うのだが、
無くならないところを見ると、誰もそうは思わないらしい。
メンテフリーは、「メンテ要らず」ではなく「自由にメンテ(してね)」って意味なのだろうか?
それとも「手入れ不可能。使い捨て」?
確かに素材自体は、100年ぐらいは持ちそうな気がするってな製品もある。
しかし、どんな材料で作ったって、子供がボールをぶつけてしまうとか、
庭いじりをしててスコップをぶつけてしまうと言ったイレギュラーな出来事は、絶対に無くならない。
それなら頑丈なコンクリートで作ったら?と思われるかも知れないが、コンクリートだってメンテは必要。
100年近くは保つとされるコンクリートの規格があるが、あくまで「適正な維持管理」が条件だ。
家ってどのくらい持つの?とよく質問されるが、家の寿命は住まい手のメンテナンスで決まるのですよ。
要望と設計
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外断熱!?
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