誰しも、大金を掛けるのだから、完璧なモノにしたいと思うモノ。
だから、プロとして完璧なモノを作って差し上げましょう!!
・・・と言いたいところなのだが、残念ながら夢のまた夢。
大学の先生から、世の中に数え切れないほどあるメーカーさん、工務店さん、
そして僭越ながら設計屋も、日々バージョンアップに余念がない。
つまりは改良の余地がそれだけあるってこと。
30年前の造り方から比べると、かなり良くなっているが、
30年後の造り方と比べると、まだまだ未熟なモノ、でないと困る。
つまりは、どこで誰と建てても発展途上でしかないのだ。
変わっていく理由は、素材や工法・法律・家電製品などいくつもある。
テレビが、ブラウン管から液晶などの薄型に変わって、どれほど間取りに影響してるか!
中でも、一番大きいのは、皆さんの「生活」が変わる。
30年前と同じ生活をしてるヒトはほとんどいない訳で、生活が変われば、
それまで全く問題なかったモノが、ダメになったり、新しい部屋が必要になったりするのだ。
一つが変われば、新たな可能性や制約が出てくるのである。
この状況のなかで、完璧なものなど手にはいるはずがないってことは、残念ながら当然のこと。
パソコンを何時買うかで悩んだ方も少なくないと思うが、
結局行き着いたのは「壊れた時が買い時」という、製品性能ではないことが理由になった。
これだけ変化が早ければタイミングを計ることに意味がなくなるのも当然。
で、困ったことに家もそれと同じな訳。
次から次へと、新しい製品も、新しい問題も現れてくる。
そのうち、ウイルスに感染する家になったりして・・・
目を肥やせ
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安いものには・・・
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