・本質を忘れるな

  「良い」という価値観は、国や経済、情報に刷り込まれている事が珍しくありません。
  戦後、「欧米」という人参(「良い」という価値観)を、目の前にぶら下げられ、
  馬車馬のごとく働いて来た日本は奇跡的な復興を果たし、
  且つ、高度経済成長を成し遂げた訳ですが
  今の日本は、様々なものが満たされ、目指して来た価値観に疑問符が出て来て
  さてこれからは?と戸惑っているように思えます。

  高度経済成長の一面を支えて来た建築のスクラップアンドビルド、
  つまりは、作っては壊せ!という経済スタイルが、
  もう限界に来ている事は多くの人々が言っている事ですが
  だからといって、次の時代のスタイルが構築された訳ではなく、
  手探りの状態が「今」のように見えています。
  
  少し立ち止まって、本当に良いものを、改めて考える時代になったのではないでしょうか。